2012年7月20日金曜日

厩舎番(アリスの物語8)

エオの谷にとって、番犬は必須です!
兼、接客が出来るとパーフェクトです(o^−^o)

…と、今まで思っていたのですが、厩舎番がこんなに役に立つものだったとは…。
アリスを厩舎犬にしてから、思ったことでした。

アリスは馬が大好きでした。
これは、本当にとても自然な感じだったのです。
厩舎で暮らすようになったアリスを毎日、厩舎通路に放して、飼い付けや掃除をするのがneoの日課になりました。
ところが、アリスは嬉しさのあまり、厩舎の中にも飛び込んではしゃぎ過ぎることがありました。
思わず馬の肢にからまったり、餌を踏み散らしたり…。
そんなアリスを指導したのは、tearのパートナードッグならぬパートナーホースのハートでした(^_-)V

通常、馬はビックリした時や、虫を払うときなど、反射的に後ろ肢で蹴ったりします。
肢に突然何かが絡まると、ビックリのあまり巨体でバタバタします。

…が、エオの谷の場合、あまりそういうことはありません。
虫を払うときは、ありますが…。
エオの谷の通常は、ただ、じっとして困ったように避けているが多いです。

そんなことで、アリスが厩舎内ではしゃぐと(実際大暴れだったので)、馬たちは餌も食べられずに、厩舎の隅で困っているか、もしくは完全無視状態が普通でした。
そして、アリスがハートの厩舎に飛び込んで、食事の邪魔をしていた時…、なんとハートはアリスを踏みつけた?のでした(笑っ)
それも、前肢で素早くアリスを抑え、そぉ〜っと、徐々に力をかけてゆくのです。
困ったアリスは、「キャンっ(T_T)」…。
すると、力をかけるのを止め、これまたそぉ〜っと放してあげたのでした。
その日から、アリスは厩舎の中に入る時ははしゃぎ過ぎないようになったのです。
きっと、大きな馬に踏みつけ(笑)られて、ビックリしたのだと思います。

ここで、言っておきますが、馬がもしも渾身の力を込め反射的に踏みつけたり、蹴ったりした場合は、犬が骨折するか、場合によっては即死することもあるかもしれません。
馬の力はそれほどまでに強いものなのです。

ハートがどのくらい冷静で正確に慎重なことをしたか、お分かりいただけるでしょうか…。
ここが、いつもneoが「ハートは馬じゃない!」と言い張る理由なのですが…(笑っ)

少しずつ馬のことも理解しながら、アリスは厩舎が大好きになっていました。

そんなアリスとハートの子馬ルナ・レイが運命的に仲良くなっていったのは、それから間もないことでした。

アリスは厩舎番として、生まれたばかりのルナ・レイの側で、ルナ・レイの成長を見届けながら育っていきました。
実際、厩舎に近づく野犬や部外者の人に番犬として毅然と対応し、厩舎でいつもと違う物音がしたりすると、すかさず吠えてneotearに知らせてくれたのでした(o^−^o)

いつの間にか、アリスが厩舎にいてくれることが、安心のもとになっていた気がします。

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