2012年7月18日水曜日

仲間(アリスの物語6)



アリスに、いくつかの気になるところはありましたが、エオの谷の仲間として迎えたことに後悔はありません。

エオの谷には、いつも、エオの谷を必要としてくれる仲間が自然と集まることになっているのです。
それは、時に人であり、時に動物であり、そして何よりtear自身が一番、エオの谷を必要としているのかもしれないのですから…。

エオの谷に新しい仲間が加わるときは、馬たちがそっと側にいてくれます。
それこそが、究極のホースセラピーかもしれませんね(o^−^o)
そして、その馬たちとともに、いつもそっと側にいてくれたのが犬の風(ふう)であり、空(くう)でありボコでした。
彼女たちは、その名の通り風のように空のように、エオ仲間を包んでくれる存在だったのです。

それまでもそうしてきたように、アリスを最初に任せたのは、空でした。
そして、空の仕事を受け継いだのがボコだったのです。

空はどんな時も、tearのパートナーであり、全てを受け入れるほんとに凄い犬でした。
仔猫に仔犬、仔ヤギに仔羊、仔うさぎに…もちろん人間の子ども達も…。
どれだけ子育てしてくれたんだろう…。
空に任せるといつの時も、多種の動物と仲良しで人が大好きになっていくのです!
誰より空がみんなと仲良しで、人のことが大好きだったからなのだと思いますが…。

ただアリスを任せた時の空は、すでに老犬であり、体力的なことが難しく思えたので、ほどなくボコに引き継ぎをお願いしました。

ボコは実は野犬の仔で、tearの息子が拾ってきた犬なのです。
その母犬は、知り合いの敷地に住み着いていて、たまたまそこで飼っていたゴールデンレトリバーとの間に生まれた仔犬なので、血統的にはゴールデンの血も入ったミックス犬なのですが。
そんなボコ(母犬はほんとに危険な野犬で、知り合いは何度も駆除を試みたのですが、頭が良すぎて絶対に捕まらなかったそうです)を育てたのも、もちろん空でした。
写真は、アリスとボコ、ポニーと幼いルナ・レイ(ハートの子)です。

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