2015年8月15日土曜日

晴れるとまた暑さが戻りますね。

水木と霧雨のエオの谷でしたが、涼しいのもいいことです。
涼しい間に馬の装蹄などをと。
ちょうど装蹄の勉強中の次男坊が帰省中ということもあり、一頭任せてみることにしました。

装蹄教育センターに通い始めて4ヶ月、いろんな勉強や経験をさせてもらっていますが、なかなか一頭を通しで装蹄させてもらうことはないので、いい経験になるだろうと…。

Neoのつきっきりの指導でと思いきや、
「うーん…これなら多少は目を離していても大丈夫そうや。」
とNeo。

まだ4ヶ月の修行ですが、なかなかさまになっていたりします。

装蹄教育センターに入講するまでは、肢の保定もままならない状態だったのに、ふーーーん…。

やはりきちんと習うということは、凄いことです。

装蹄の手順は、まず除鉄(古い蹄鉄を外す)作業から。
そして、蹄の削蹄(蹄をいい長さに切りそろえ整えること)です。
削蹄ができると、今度は適合(蹄鉄を蹄の形に合わせる)、焼付け(蹄に焼いた鉄を焼付けピッタリ合わせる)。
そして、出来上がった蹄鉄を蹄に釘付けします。
仕上げとして、釘を切って折り曲げ、最後に蹄を鑢で整えます。

どの行程も大切ですが、適合が一番難しく、削蹄が一番重要と言われたりします。

削蹄は蹄を切り揃えることですが、ただ短くするのではなく、その馬の動きの癖、蹄の伸び方の癖など、いろんなことを考えながら、その馬に最も良いように切っていくのです。

蹄は馬の命とも言われるくらい大事なものなので、それを知ってしまうと、まだ削蹄に慣れない頃は、緊張しすぎると切る勇気がでず、なかなか必要な分を切れなかったりします。

Tearも自分の馬Heartの削蹄は.たまに自分でするのですが、自分の馬でさえ、思わず、躊躇してしまいます(汗)

前に美容師の卵さんのカットモデルを何度かしましたが、その卵さん、お客さんを前にすると、緊張のあまり、ほとんど髪が切れなくなるのです。
そんな様子を先輩美容師さんに見られ、「長い時間かけて、どこを切ったの!」と叱られていました。
美容師さんも大変だなぁとその時思いましたが、それを削蹄に置き換えると、なんだか緊張もわかります。

削蹄の説明が長くなってしまいましたが、次男坊の削蹄する姿を見ていると、意外にも、大胆に切っていくのです。
そのわりに、切り過ぎてはいないのです。

ヘェ〜…ふ〜ん…
凄いなぁ…
悔しいけど、Tearはもう負けちゃっています(笑)
まぁ、勝ち負けのことではないんですけれど。

うーん…このまま腕を上げて、いつか素敵な装蹄師になるといいなぁ。
みなさんに認めていただける装蹄師への道は、まだまだ長い道のりで、なかなか厳しいとは思いますが。
頑張りきれるといいなぁ^_^

結局、ミッキーの装蹄を最初から最後までやりきりました。
かなりの時間はかかりましたし、途中、疲れが出て、自分の手の親指を鎚で思いきり叩いてしまうというアクシデントもありましたが、やりきりました。

凄いことだと思います。
ミッキーは、この次男坊が名付け親なんですが、初めての記念すべき装蹄全行程に付き合ってもらって、ミッキーにも感謝感謝です!

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