2010年8月26日木曜日

月のうさぎ


昨夜の満月です。
とっても綺麗な月でした。
月の光って、思っているよりも強くて、昇り切った満月を直接見ると眩しさで一瞬、目が眩みそうに…。
自然って、やっぱり凄いなぁ…。
そんな眩しいような月夜に、エオ仲間と馬でお散歩のneoとtear…だったのですが、月夜の散歩のお話はまたゆっくりと後日に。
月のうさぎ…
まんまるなお月さまを見るたびに、子どもの頃に読んだ絵本が思い出されて、月の中にうさぎの姿を探してしまいます。
そして昨日…1羽のうさぎが月に還って行ったのです。
エオの谷には、現在も3羽のうさぎが暮らしています。
お母さんうさぎの「花ちゃん」
そして、花ちゃんの娘の「チャイブ」と息子の「セージ」。
花ちゃんは、エオの谷にやってきたときから、片方の前足の先がありませんでした。
体も小さくて…それでも、とびきり元気で、なにより人が大好きなうさぎでした。
そんな花ちゃんは何度かお母さんになり、子うさぎ達は、エオの谷を訪れたいろんな方の家族になったのです。
新しい家族のもとで、子うさぎ達は、たくさんの物語を作りました。
小さな少女と家族になった「ララ」のお話は、以前ブログにも書いたかな。
エオ仲間の可愛い3姉妹の家族になった「ミント」、山ごもりの老夫婦の家族になった「ラッティ-」。
まだまだ、いっぱいですが、今日は昨日、月に還った「ちょこちゃん」のお話を少し…
tearの友人で大切な大切なエオ仲間の家族になった「ちょこちゃん」は、花ちゃんの一番最初の赤ちゃんでした。
花ちゃん似の子うさぎが多かった中で、1羽、お父さんそっくりだったのが「ちょこちゃん」だったと思います。
グレイの体に真っ白のえりまきのとっても綺麗な子うさぎでした。
「ちょこちゃん」の家族になったのは、動物大好きな母娘と、動物が苦手なおばあちゃんと父娘。
そんな構成の5人でした。
多数決では動物好きが負けてしまうその家族の中で、ちょこちゃんは静かに、でも確実に存在感を増し、いつしか家族誰もが声をかけるほどに…。
なにげない会話の中に「ちょこちゃん」という言葉は、いつもあった気がします。
「ちょこちゃん」は、きっとみんなを癒す存在であり、大切な家族になっていたのでしょう。
「ちょこちゃん」が心に浸透した頃に、またまた家族は増えることになり、1匹の仔犬がやってきました。
そして、今年の春には、エオ生まれの仔猫もその家族に加わったのです。
誰から見ても、どう見ても、動物好き一家です。
「ちょこちゃん」の存在は、それほど素敵なことだったのです。
そんな中、倒れてしまった「ちょこちゃん」。
命あるものはみんな、いつかそんな時がくるのですが…。
この数日、「ちょこちゃん」のそばにいて、水分や大好きな野草を口に運び、うんちを拭きおしっこを拭き世話したのは、初め動物が苦手だった娘Rちゃんだったそうです。
動物が大好きな娘Mちゃんも一緒にお世話し、用事がない時はつきっきりだったとか。
ちいさな命は、家族のそれぞれに大きなものを残していったのでしょう…。
そして、最後の時は静かにそっとやってきたそうです。
本当に…月に還ったのかもしれませんね…

2 件のコメント:

  1. 読んでて涙でちゃったよ(泣)
    そうなんよね。3月半ばに 花ちゃんが突然赤ちゃん産んで 離乳してすぐ我が家にやってきたちょこちゃん。
    あれから 少しして ちっぷ嬢がやってきて・・・
    一緒にゲージにいれてたり(笑)
    ちょこちゃん大迷惑の図。ちっぷはちょこちゃんを兄のように かつライバルとして・・・
    何度か逃亡計ったちょこちゃんに焦ったこともあったし・・
    月をみるたび 思い出しちゃいます

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  2. はるめへ
    はるめ家はエオの谷の親戚みたいなものだよね^^
    ちょこちゃんの思い出、いっぱいいっぱいあるもんね。

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