2016年2月6日土曜日

いつもと違うこと

いつもの場所にいつもの光景がない。
当たり前だったことが当たり前でなくなってしまう。

何度経験しても、馴染むものではありません。

クラブハウスの扉を開けて、外に出るとき、何気なく目をやるのがボコの小屋です。
そして、そこには当たり前にボコがいて…
それが普通で目に馴染んだ光景でした。

でも、今そこにボコがいない…


2月3日節分の朝に…
ボコは亡くなりました。
老齢だったとはいえ、本当に本当に突然で、あまりにあっけなくて…

ただただ驚くことしかできませんでした。

いつもボコがそうしていたように、揃えた前足にちょこんと顎をのせて、静かに息をひきとっていたのです。

ボコは、エオの谷の看板犬でした。
番犬という主要ポストをきっちりとこなし、それと同時に、赤ちゃんからおじいちゃんおばあちゃんまで、どんなお客さまとも仲良くできてしまう、エオの谷にはなくてはならない存在だったのです。

子ども達の笑顔の真ん中にいつもボコがいました。
今にもパタンと倒れそうなヨチヨチ歩きの赤ちゃんが、ボコに倒れかかってきた時も、じっとそっとそこにいて、あったかふわふわ毛布のように受け止めていました。

2月2日の夜も、いつもと変わらずにご飯をぺろりと食べ、いつものように私を見上げていた瞳が忘れられません。

ボコ…
いっぱいいっぱいありがとう。

ボコ…
君の姿はもうそこにはないけれど、エオの谷にやっぱり君はいるんだよね。

ボコ…
君が繋いでくれたみんなの笑顔、ずっとずっと大切にするね。

ほんとにほんとに、ありがとう…

仲良しだった風(先代のフウ)と空(クウ)、アリスにお空で会えますように…

0 件のコメント:

コメントを投稿