日中、猫たちもダラ〜っとしています。
それぞれ、涼しい場所を探しているんでしょうね!
そんな日中が暑い日でも、心地いいエオの谷の夜…。
静かな中で、馬の気配を感じながら眠りにつくのですが…。
夢見心地の昨日の深夜、
「ゥワン…ワン…ワン…」
なんだか意味ありげなボコ(エオの谷の番犬)の声で、意識は夢の中から現実に戻りつつあった瞬間、
「ギャッ、ギャッ…ギャッ、ギャッ…」
「キツネや!」
寝ていたはずのneoの声。
思わず飛び起き、でも物音をさせずに、カーテンをそっと開いていました。
キツネは、以前から時々遊びに来ているようなのですが、敷地内で鳴くのはすごく珍しくて…。
おぼろ月夜の光の中で、ぽつりと何かの影を見つけました。
ボコは吠えるのをやめ、その影の方をじっと見つめています。
しばらくの静寂…。
突然、音もなく、小さくも大きくもない影がボコに向かって動いたのです。
「あっ…」
neotear同時につぶやいていました。
やっぱりキツネだ…。
体の長さほどもある長いフワッとしたしっぽが月明かりに浮かび上がって、なんだか幻想的です。
吠える様子も構える様子もないボコ。
キツネの方も、ボコの近くまで来て、スッと丸くなったのでした。
ふぅ〜ん…。
「慣れてるよね…。」
「うん…。」
「いつも、この子が来てるんかな…。」
「たぶんね…。」
ふぅ〜ん…。
でも、なんで今夜だけ鳴いたのかな…。
そんな疑問の残る深夜の出来事でした。
馬上の爽やかな風
馬に添うときの晴れやかな風
それはきっと、誰もが同じに感じられる風だと思うから
「障がい者同士でも、言葉は難しいんですよ…」
ポツリとエオ仲間の言葉。
「馬に乗ってるよ!とか、車に乗れるようになったよ!とか、楽しそうに言うと嫌な顔をする人もいて…」
言葉を選ばなければいけないんだと言う、彼の顔は少し寂しそうでした。
彼も辛く苦しい思いをしたひとりです。
そして、それだからこそ、今、前を向いているんだと、苦しみを知っているからこそ、今、笑うんだとtearは思っています。
そう感じるのです。
人の思いは、いつの時も難しいですね…。
すべての人が一緒に幸せになれるといいなぁ。
やっぱり、そう思ってしまいます。
Beatさん、あなたの笑顔は素敵ですよo(^-^)o
そして、きっと、その笑顔に救われている人もいるはずですよ!(b^ー°)
一週間にも及ぶ西日本の豪雨で、いろんな方からご心配いただきましたが、エオの谷は大丈夫ですo(^-^)o
たくさんのお電話やメールありがとうございました。
離れていても、いつもエオの谷を心に置いてくれている仲間がいっぱいいるんだなと、嬉しく有り難い再確認をした一週間でした。
エオの谷は無事でしたが、同じ県内や隣接県での多くの被害のニュースも聞いています。
お見舞い申し上げます。
自然は美しく優しく生き物を包み込んでくれるのですが、時として、荒れ狂い牙を剥く怖い存在でもあることを再確認させられた今回の梅雨でした。
花壇?
ハルジオンって、そこら中に咲いている雑草じゃない?
と言う声が聞こえそう(笑)
ご名答!!
ハルジオンは全然珍しくない雑草です。
贅沢にも枕木で囲まれ蹄鉄の飾りまであしらったこの花壇…にハルジオン?
ははは…(笑)
実はこれ、花壇ではなくて、去年neoにわざわざ作ってもらった家庭菜園の畑なんです(汗)
エオの谷にそんな洒落た畑あったっけ?
エオの谷を良く知るお方なら、そう言うはず…。
そうなんですよね…。
tearが一番苦手とするものが、実は植物育成だったりします(T_T)
雑草には声をかけて日々過ごしてるんだけど、栽培植物や野菜ってなぜだか、無理なんですよね(ガックリ)
そんなtearが一念発起して、少〜しだけやってみようと思った家庭菜園。
どうせちょっぴりなら、おしゃれな野菜を植えてみようと、買ったのが赤と黄色のパプリカ、イタリアンパセリに大葉。
neoの手助けも得ながら、無事苗を移植し、珍しくも甲斐甲斐しくお世話していたtearだったのです。
もちろん馬糞堆肥の入った畑、野菜の苗たちの発育も良く、パプリカも実をつけ始め、心なしか少し楽しみになっていたところで、事件は勃発!
ある日の夕方、
「ぎゃあ〜!!」
tearの悲鳴…。
「パプリカが…。楽しみにしてたのに…。」
………。
無惨にもパプリカは茎の一部を残すのみの姿になっていたのでした(ToT)
思い出してもため息が出るあの日のあの瞬間…。
原因はポニーでした。
エオの谷では、雑草が多い時期、敷地内の草刈りはポニーとミニブタたちのお仕事なんです。
日々、いろんな箇所にポニーたちを繋ぐのですが、この日、ポニーたちを甘く見たneoが、畑にギリギリ届かない位置に繋いでしまっていたのでした。
まあ、植えているのが、パプリカ(色付きピーマン)にパセリに大葉(どれも苦味系)だから、まさかポニーが食べたいはずもないと。
恐るべしは、エオの谷ポニー。
そんな人の意図など無関係に、いとも美味しくパプリカを実ごとたいらげていたのでした(T_T)
しかも、綱を思いっきり引っ張って、ギリギリ届く位置で!!
そんなわけで、泣く泣く?(パセリと大葉は収穫しました)家庭菜園をやめてしまったtear。
その日はガックリきたものの、実は気楽になったかも?(笑)
ま、人間、無理はするなとポニーが言って食べてくれたのかも?
エオの谷のモットーは、「ありのまま」。
やっぱりtearのありのままそのまんまは、植物育成なし生活?(笑)
今年、ありのままの畑は、春に蓮華畑になり夏にハルジオン畑になりましたとさ。
めでたしめでたし(≧∇≦)
ところで、雨のカーテンって見たことありますか?
今日の午後、少し雲が動き始めたな…と思いながら、愛馬ハートの鬣をとかしていると、
「わぁー!!見て見てー!!」
とneoの叫び声。
慌てて繋ぎ場から飛び出し、neoの指さす方向を見上げると、
「ザァー!!」と、凄い音。
そして、目の前の山だけ凄い雨に包まれているのです。
エオの谷の敷地は、一粒の雨もなくて、なんとも不思議な光景でした。
じーっと見ていると、大きくなる音と共に大粒の雨のカーテンがどんどん近づいてきます。
なんだか不思議でなんだか面白くて、雨に濡れるまで見続けてしまいました。
「馬の背を分ける」とも言われる通り雨。
本当にその言葉通りエオの谷を徐々に包んでいったのでした。