2009年10月25日日曜日

近づくこと

エオの谷にちょこちょこ遊びに来る可愛い可愛い兄弟がいます。
7才のお兄ちゃんを筆頭に、3才の妹ちゃんと1才の弟くんです。

昆虫博士のようなお兄ちゃんErくんは、先日初めての乗馬に意を決してトライ!
最初は緊張でガチガチだったのですが、馬から下りる頃には、満面の笑顔でした。

そして、ほんとは一番馬に乗りたかった元気はつらつのオシャマな妹Hちゃんは…。
張り切って来たものの、大きな馬が近くに来た途端、怖くて怖くて…。
瞳に涙を浮かべながら口をついて出た言葉は、
「Hは4才になったら乗る!」と。
あまりの可愛いさに思わず微笑んでしまいました。

そんなお兄ちゃんとお姉ちゃんを見ながら、歩き始めて間もないやんちゃ盛りの弟Ekくん、実はいとも簡単に馬上の人になったのでした。

同じ兄弟でも、それぞれ反応は違うものですよね(^-^)

そんな出来事があって少しばかり経ったある日、またまた3兄弟がエオの谷にやってきました。

車から降りてきた3人は元気いっぱい!
口々に、
「こんにちは〜!」と叫びながらニコニコ顔。

そして、Tearと目が合ったHちゃんは小声で、
「H乗らない…」と伏せ目がち。
「4才になるまで、乗らないんだよね〜」
と微笑みかけたTearに、お母さんが慌て、
「H今日は乗るみたいなんです。」と。
「え?」と振り向いたTearの目に、決意した表情の可愛い瞳が映っていました。
「H乗る!」
その言葉通り、馬上では笑顔笑顔…。

子ども達って、短い時間の間にも成長しているんですね。

ニコニコ顔のHちゃん、実は先日、馬に乗ることが出来なかった日に、ポニーと仲良くなっていたのです。
動物は大好きで興味はあるんだけど、実際に目の前にくると尻込みしてしまっていたHちゃんは、近づいて来るネコたちにも尻込み、大きな馬もポニーたちも怖かったのです。
そんなHちゃんをよそ目に、馬に乗って自信に満ちたお兄ちゃんErくんは、ポニーたちとコミュニケーションを取り始めました。
自分も真似したいけれど、なかなか出来ないHちゃん。
そのうちTearに助けを求めてきたのです。
Tearと一緒にだんだんとポニーに慣れた前回。
今回は、馬に乗れた自信も手助けして、自分からいろいろとTearに相談を持ちかけていました。

ポニーに上手に一人で餌をあげることが出来るようになったHちゃんは、嬉しくて嬉しくてたまりません。

実際に動物たちに近づくということは、知らないうちにお互いの心までも近づいていくことなのです。

実際の距離は心の距離…。

大きな成長を見せてもらったTearでした。

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